引用元:YAHOO!JAPANニュース
俳優の二宮和也さんが、自分の家族まで撮影された事に苦言をていして、X(Twitter)を休止する事を発表して、ファンの方たちも『家族まで撮影するなんて』と怒りの声をあげています。
そこで、芸能人の家族までプライバシーを侵害する事は、違法ではないのか?詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
二宮和也が芸能人の家族のプライバシーを侵害する事に苦言
二宮和也さんは、今まで『自分のプライベートは撮られるのは嫌だけど仕方がないと自分に言い聞かせながら生きてきた人生でした』と、Xにポスト(ツイート)しました。
その一方で、家族まで撮影されてしまった事については『プロならモラルやマナーは守らなくて良いのか? 人の家族にモザイクをかければいいのか?』と苦言をていしました。
Xを続けていたら、このような盗撮に関して、苦言をていするような事が起きるかもしれないという観点から、Xを休止する事を決断しました。
二宮和也さんの憤りは、全くもってその通りであり、二宮和也さんとファンの間で交流が生まれていた場所が、このような形で無くなってしまうのは、痛恨の極みでしょう。
芸能人の家族を無断で撮影するのは違法
最高裁は最高裁は「被撮影者の社会的地位、撮影された被撮影者の活動内容、撮影の場所、撮影の目的、撮影の態様、撮影の必要性等を総合考慮して、被撮影者の上記人格的利益の侵害が社会生活上受忍の限度を超えるものといえるかどうか」という基準で、違法かどうか判断しています。
- 撮影される方の社会的地位
- 撮影された方の活動内容
- 撮影される場所
- 撮影の必要性
マスコミが芸能人を勝手に撮影しても許されているのは『国民の知る権利』が関係しているからです。
芸能人の家族は、あくまでも一般人なので、いくら国民の多くが『あの芸能人は家族と仲良くしているのか』とか『あの芸能人の子供まで可愛いのだろうか?』と思っても、撮影してはいけないのです。
そこで、日本のマスコミは苦肉の策で、芸能人の家族まで撮影する場合には、顔の一部を黒塗りした感じで報道しています。
弁護士や専門家たちのコラムを掲載している『JIJICO』では『少なくとも一般人である芸能人の家族のプライベートな場面を無断で撮影する行為は、ほとんどの場合、違法と評価される』と掲載しています。
参照元:JIJICO
今まで、二宮和也さんの他にも、福山雅治さんや木下優樹菜さんたちも苦言をていしているので、せめて芸能人の家族まで撮影できないように、法改正したほうが良いでしょう。
週刊誌記者による違法な張り込み行為
近年、週刊誌記者による違法な張り込み行為が問題になっていて、それは以下のようなケースです。
- 対象者の住居に無断侵入
- 郵便物を勝手に開封
- 望遠レンズで住居内の対象者を撮影
いくら知る権利のために、報道するとは言え、芸能人の住居に無断で侵入してしまうのは、完全に違法行為です。
その他にも、芸能人に送られてきた郵便物を勝手に開封する事はよくありませんし、住居内の様子まで撮影するのも、違法行為です。
参照元:みんなのライフハック@DIME
大手の週刊誌となれば、さすがにここまでの違法行為をする記者は多くいないはずですが、最近は週刊誌があまり売られない時代なので、強引な事をする記者がいなくならない事も問題ですね。
芸能人の家族のプライバシーのまとめ
俳優の二宮和也さんは、今まで寛容な性格で、あまり苦言をていしてこなかった方ですが、そんな方でも、やはり家族まで撮影されるのは嫌でしょう。
私もブログで情報を発信している者として、芸能人から嫌悪感を抱かれるような記事は、できるだけ掲載しないように注意していきたいと思います。
時には、芸能人のほうが悪い事をしていて、それを記事にする場合はありますが、芸能人が悪い事をしていないのに悪く書くような事はしないように気をつけていきます。