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新潟市と新潟交通は、BRTの通行目標を『年間の走行距離957万km』から『市民一人当りの年間利用回数を30回』に変更しました
なぜ、このタイミングで、いきなりBRTの通行目標を変更したのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
新潟市のBRTの通行目標を超えたのは957万km以上になったから
引用元:新潟市新バスシステム事業評価委員会
新潟市のBRTの通行目標を変えたのはなぜか?それは、目標を達成できたから、変更した可能性があります。
上のグラフは、新潟市新バスシステム事業評価委員会のデータのものですが、平成27年度で、すでに965万kmを突破していました。それからも通行目標『957万km』を超えたので、新たな目標『市民一人当りの年間利用回数を30回』を設定したと考えられます。
新潟市のBRTの通行目標を変更したのは市民の理解度を深めるため
新潟市民が求めていたのは、連結バス『BRT』ではなく、雪の影響を受けない『地下鉄』でした。その次に希望していたのは、車の交通量に影響されない『モノレール』でしたが、篠田昭前市長は、市民の反対を押しのけてBRTを推し進めた経緯があります。
BRTを推進した結果、今まで直通で新潟駅へ移動できていたエリアが、乗り換えをしなくてはいけなくなった所もありました。
このような経緯から、新潟市民のBRTへの評価は凄く低くて『あんなものに、あれほどの税金をかけるなんて』という批判の声は根強いです。
そのため、通行目標を『市民一人当りの年間利用回数を30回』に変更して、市民から愛される公共交通になっているのか?それを確認するためにも、変えたと考えられます。
新潟市のBRTの通行目標を変更したのは新・新潟駅が影響
中原八一市長が「協定の締結は、ゴールでなくあくまでも取り組みのスタートだと思う」とコメントしていましたが、通行目標の変更とスタートで連想するものは、やはり『新・新潟駅』でしょう。
今までの新潟駅は駅舎が古い感じがしている上に、駅舎が南北の通行を邪魔していました。しかし、リニューアル工事により駅舎は新しくなり、南北を通行できる道ができました。
2024年には新潟駅に140店舗以上の店がオープンする上に、新潟駅高架下バス乗降場も完成する予定になっていて、やがてバスが通行できるようになるので、それに合わせて、新たな通行目標を設定したと考えられますね。
新潟市のBRTの通行目標を変えた理由のまとめ
新潟市のBRTの通行目標を変えましたが、その理由が詳しく報道していません。しかし、目標を達成できた事や、市民の理解を得る必要がある事などから、目標を変えた可能性があり得ます。
しかも、新潟駅がリニューアルされたので、それに合わせて、新たな通行目標に変えたと考えられるので、今後の新潟市の公共交通がどうなっていくのか?注目していきたいですね。