アルゼンチンのトランプが国民から支持される理由を紹介!

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引用元:YAHOO!JAPANニュース

アルゼンチンの大統領選で、アルゼンチンのトランプと呼ばれるハビエル・ミレイ氏が当選しました。かなり大胆な発言をする人物で、日本からは「本当に大丈夫なのか」と心配されているほどです。

そこで、なぜ、アルゼンチンのトランプと呼ばれるハビエル・ミレイ氏(以下から、アルゼンチンのトランプと表記)は、ここまで国民から支持されているのか?詳しく紹介しましょう。

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アルゼンチンのトランプが国民から支持されるのは演説の上手さ

アルゼンチンのトランプは、手を上下を動かしながら、力強く演説をしていて、その圧倒的な存在感から、若者たちから絶大な支持を受けています。
アルダナさんは「ずっと感動しっぱなしでした。聞きながら奮い立っていました」と、目を輝かせてインタビューに答えるほどでした。
若者が、これほど力強い指導者を求めているのには、理由があって、現在のアルゼンチンは物価高に悩まされていて、パンの値段が4年で約10倍に跳ね上がっています。

日本のコンビニで販売されているパンは、100〜200円ほどの商品が多いのですが、それが4年で1000〜2000円であがってしまう事を意味しているので、いかにアルゼンチン国民が苦しんでいるのか?よく分かるデータですね。

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アルゼンチンのトランプが支持されるのは自国通貨が関係

アルゼンチンのトランプは「自国通貨を廃止して、通貨は全部米ドルにしてしまえばいい」と主張していますが、多くの国民は熱狂的に支持しています。

自国通貨を廃止すれば良いと主張する政治家は、大体の国であれば批判されるハズですが、アルゼンチン国民は自国通貨ペソを信用しなくなっているので、支持しているという側面もあります。

上手な演説を支持している国民もいれば、もう自国通貨ペソではダメだと冷静に考えている国民もいるという事でしょう。

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アルゼンチンのトランプが国民から支持されるのはペロン主義の反省?

アルゼンチンは、20世紀初頭には世界第5位と評価されていた経済大国のに、今では物価高や自国通貨の暴落に苦しむようになってしまいました。

これは、アルゼンチンの『ペロン主義』が大きく関係しています。ペロン主義とは、1946年に大統領に就任したペロン氏の考えに共鳴するものであり、働組合の保護・賃上げの実施・外国企業の国有化・貿易の国家統制などが挙げられます。
参照元:YAHOO!JAPANニュース

一見すると、素晴らしい考えのようですが、あまりにも弱者を救済するために、お金を使いすぎてしまい、いつまで経っても貧困者が多いままでした。

アルゼンチンのトランプは、オーストリア学派に属する経済学者なので、経済通ではないのかと期待されている可能性もあって、ペロン主義の反省という側面もあるでしょう。


アルゼンチンのトランプは、自国通貨を廃止するだけではなく、中央銀行も廃止して、数多くのものを民営化しようとしています。かなり痛みを伴う改革を行う事になりそうですが、それが本当に実現できるかは未知数ですね。

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アルゼンチンのトランプのまとめ

アルゼンチンのトランプは、過激な事を言っているので、支持されているように見えています。確かに、その演説の上手さから支持している若者が多いのは事実です。

しかし、アルゼンチンは物価高に悩まされていて、自国通貨が暴落しているので、米ドルに変えるという考えに共感する国民が多いのは、仕方のない所でしょう。

多くのものを民営化にしょうとする考えや、力強い演説などは、日本の小泉純一郎氏を彷彿させるものがあります。

ただし、小泉政権は派遣労働を増やして所得格差という問題を引き起こして、郵政民営化についても日本国民にとって有益だったのか?議論が分かれる所があります。今後のアルゼンチンはどうなっていくのか?注目していきたいですね。

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