画像の引用元:NHK
オウム真理教の教祖・麻原彰晃氏が逮捕されてから、早くも30年が経ちました。電車内で化学兵器・サリンをまくという暴挙に出ましたが、その中には高学歴な者も教団にいました。
なぜ、高学歴な人物なのに、麻原彰晃氏を信じてしまったのか?その理由について紹介するので、参考にしてみてください。
高学歴の者が麻原彰晃を信じた理由はバブルの崩壊が関係?
オウム真理教のもとへ、偶然に高学歴な者が入っていった訳ではなく、オウム真理教が理系の人物に入って欲しいという背景がありました。
オウム真理教の狙いは『国家転覆』であり、選挙に落選した事により、その企みはいよいよ揺るがないものとなり、理系の者が麻原彰晃を信じられるように仕向けていったのが大きいです。
高学歴な人物たちは、勉強していって、成績をあげていきましたが、日本は1991年にバブルが崩壊してしまって、良い会社に就職できるような状況ではありませんでした。
多くの高学歴者たちは『今まで、何のためにがんばって勉強してきたんだ、こんな事はおかしい、この日本社会はおかしい』と不満を持ち始めた時代でもあったのです。
そのような時代だった事から、多くの高学歴者たちが、今の日本社会を変えようとする麻原彰晃氏を信じたくなったのでしょう。
高学歴者の者は麻原彰晃のカリスマを信じてしまった
麻原彰晃は、トリックにより体を床から浮いていくように見せていき、カリスマがあるかのように信者たちを洗脳していきました。
その洗脳の仕方は巧みであり、社会に不満を持つ高学歴者たちが、麻原彰晃氏を信じていったとしても、不思議ではありません。
日本の政治家がいつまでも、不景気から脱却させる事ができなかった所や、宗教だからといって甘い顔をしてたのも悪い所でしたね。
情報の参照元:AERA
オウム真理教は、早いタイミングで、高学歴な者に実験できる場所を与えて、実験できるようにしていました。
これがもしも、一般企業であれば、どうだったでしょうか?いくら高学歴であっても、まだ若くて実績もなければ、そう簡単に実験できる環境を与えてくれなかったでしょう。
自分に、これほどの環境を与えてくれたと思って、麻原彰晃を信じた可能性は高いですね。
高学歴な者は麻原彰晃の知性を信じた?
麻原彰晃氏は、麻原が、タントラ(密教の教え)とヴァジラヤーナ(ヒンドゥー教の教え)を組み合わせた独自の教義を行っていました。
情報の参照元:公安調査庁
周りの者たちが、麻原彰晃氏が宙に浮いている事について、トリックではないか?と疑っても、実際に知性があると分かれば、高学歴者たちも心が揺らいだのでしょう。
しかも、オウム真理教は、邪魔だと思った信者には、情け容赦なくポワという言葉を使って、殺害してきました。
そんな恐ろしい状況に陥ったら、途中でおかしいと気づいたとしても、もう麻原彰晃氏を信じるしか道がなくなった者がいてもおかしくありません。
高学歴の者が麻原彰晃を信じた理由のまとめ
麻原彰晃氏は、恐ろしい命令を下していき、ついにはサリンをばらくまくという暴挙に出て、多くの方たちが殺害されていきました。
当時は、不景気になってしまったばかりという事もあり、日本社会に納得できない高学歴者たちは大勢いました。
オウム真理教は、その隙をついて、救済という言葉を使って、高学歴者を洗脳していき、多くの者たちが麻原彰晃を信じていったのです。