八甲田山雪中行軍遭難事件で寒いのに服を脱ぐ理由!

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テレビ番組『世界の何だコレ!?ミステリー4時間SP』で、兵士たちが登山中に寒波に襲われて、寒い思いをしていたのに、なぜか服を脱ぎ始めてしまい、命を落としていきました。

なぜ、寒いのに、服を脱いで行き、死んで行ったのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。

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八甲田山雪中行軍遭難事件で寒いのに服を脱ぐ理由は矛盾脱衣

寒波に襲われて、寒すぎると、人間は体温を保てなくなってしまうので、数10分〜数時間で命を落としてしまいます。体温が35度を下回ってしまうと、徐々に生命を維持できなくなってしまい、低体温症を引き起こしてしまう訳です。
参照元:FUNDO

このような状況に陥るのに、八甲田山雪中行軍遭難事件で服を脱いで死んでいった理由は『矛盾脱衣』というものが関係しています。

実は、このような状況だと寒さを感じるのが普通ですが、人間は死にそうな時に暑さを感じてしまう時があるのです。そこで、本来は寒いハズなのに、暑く感じてしまい、服を脱ぎ始めてしまう訳です。

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八甲田山雪中行軍遭難事件で寒いのに服を脱ぐメカニズム

人間は『恒温動物』と言われていて、環境の温度変化が起きても、体温を一定に保つ体になっているので、体温が下がっていくと、逆に体温をあげて調節しようとします。

しかし、あまりにも寒すぎる環境だと、身体の内部から発せられる熱が、外部との気温の差によって、暑いと錯覚してしまい、八甲田山雪中行軍遭難事件のように服を脱ぎ始めてしまうのです。 

ただし、アドレナリン酸化物による幻覚を見ているためだという説や、体温調節中枢が麻痺することで異常な代謝が起こるためという説もあって、まだ詳しくは解明されていないのも事実です。

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八甲田山雪中行軍遭難事件のように服を脱がない方法

八甲田山雪中行軍遭難事件のように、登山中に寒波に襲われてしまって、遭難した時は、凍死を防ぐために、動き回ってしまったら、逆に体力を消費していきます。

そのような事になれば、逆に命を落としてしまうので、少しでも寒さを緩和できる場所を探して、救助が来るのを待ったほうが良いです。

現代は、八甲田山雪中行軍遭難事件が起きた時代(1902年1月)とは違って、救助が来やすい国家体制になっているので、山に登る時は家族や知人に「いつまでも戻ってこない時は救助を頼む」と伝えておく事も重要ですね。

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八甲田山雪中行軍遭難事件で寒いのに服を脱いだ理由のまとめ

日本では、登山をする方が多いのですが、冬の季節に山へ登るのは危険極まりない行為です。可能であれば、このような時期に登山をするのは、やはり避けたほうが無難でしょう。

自然を侮り、軽装装備で山へ登って遭難したり、吹雪や雪崩で遭難したりする方もいるので、八甲田山雪中行軍遭難事件のように矛盾脱衣しないようにしましょう。

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