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ヒスボラが、ハマスに協力するためにイスラエルに攻撃してしまいました。しかし、日本にいると、なぜヒスボラがハマスと協力関係にあるのか?分からないでしょう。
そこで、なぜヒスボラが、ハマスに協力してイスラエルに攻撃したのか?詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
ヒスボラはハマスに協力的でも活動拠点は遠い
引用元:週プレNWES
ヒスボラの活動拠点は、レバノンの南部にあり、ハマスが土しているイスラエルのガザ地区とは離れた所にあります。
ただし、二つの活動拠点が、イスラエルと隣接している所は共通しています。
ヒズボラはイスラム教シーア派の武装組織であり、イスラエルと敵対するイランの強い影響下にあるのです。
ハマスもイスラエルに抵抗しており、ヒスボラとハマスにとって、イスラエルは共通の敵と認識している事から、協力関係にあるのは自然の流れと言えます。
ヒスボラが超強力な軍隊を持ちハマスに協力できる理由
ヒスボラが、なぜ強力な軍隊を持ち、ハマスに協力できるのか?それは中東の大国・イランがヒスボラを軍事支援や軍事訓練を行ってきたからです。
その強大さに、イスラエル軍はヒスボラと戦火を交えても撤退した事もあり、かなり手を焼いています。
イスラエル寄りのアメリカ合衆国も神経をとがらせて、ヒスボラを支援しているイランを目の敵にしている所があります。
ヒスボラとハマスは違う派?
引用元:YAHOO!JAPANニュース
日本人には分かりづらい所があるかもしれませんが、イスラム教には『スンニ派』と『シーア派』などがあります。
ヒスボラは『シーア派』であり、ハマスは『スンニ派』であり、意外にも派が違います。
スンニ派のほうが圧倒的に数が多くて、コーランとハーディスを拠り所にしていて、シーア派は血脈を重視しています。
コーランとは預言者ムハンマドが神から預かったとされる言葉を記したものであり、ハーディスは預言者ムハンマドの慣行を集めたものです。
以前に、アフガンでタリバンが仏像を破壊して、世界中に衝撃を与えたのも、アメリカ合衆国への反発もありますが、スンニ派の『偶像崇拝の禁止』が大きいです。
このように、同じイスラムでも、スンニ派とシーア派では、考えが大きく異なっている訳です。
それでも、ヒスボラが違う派のハマスに協力するのは、敵(イスラエル)の敵は味方だからでしょう。
ヒスボラがハマスに協力する理由のまとめ
イスラム教のスンニ派とシーア派は考えが違っていて、争う事が多いのですが、ヒスボラとハマスはイスラエルという共通の敵がいる事から、協力関係にあります。
しかも、ヒスボラに大きな影響を与えているイランにとっても、イスラエルは敵対する国なので、この共闘関係は、まだまだ終わりそうにありません。
ただし、アメリカ合衆国は白人の数が減ってきているので、イスラエルの影響力が強まっている事から、以前ほどイスラエル寄りという訳でもありません。
もしも、アメリカ合衆国がイスラエルから手を引くような時代がきたら、中東の勢力図は大きく変わる事でしょう。