2024年、富士山は1日4000人までしか登山できないように、登山規制する事になりました。登山家にとっては、なぜ4000人にしたのか?理解に苦しむ所でしょう。
そこで、なぜ、富士山に登山できる人数4000人に決めたのか?その理由について詳しく紹介しましょう。
富士山を4000人に登山規制のはなぜ?それは韓国の事件が関係
富士山で、1日4000人の登山規制をかけたのは、なぜか?それは韓国で起きた将棋倒しを懸念している可能性が高いです。
かつて、韓国の首都ソウルの繁華街・ 梨泰院 で、ハロウィーン前の夜に群衆が将棋倒しになった事故が起きてしまいました。
ソウルの消防当局によれば、死者が154人、負傷者が132人にも上る大惨事になってしまいました。
参照元:讀賣新聞
富士山は、日本人から愛されているだけではなく、海外から日本へ観光でやってくる方たちの中には、富士山目当ての方も多くいます。
もしも、登山規制をかけなければ、富士山でも将棋倒しが起きて、多くの被害者が出ると考えて、登山規制をかけたと考えられます。
富士山を4000人に登山規制をかけたのは弾丸登山を止めるため?
富士山には、多くの登山者が利用していますが、あまり準備もせず、弾丸登山している方もいて、大きな問題になっています。
あまりの惨状に、富士宮口ガイド組合の水本俊輔さんが「富士山野宿は命を落としかねない」と警鐘を鳴らしています。
富士山は、日本一高い山という事もあり、登っていくと、信じられないほど気温が下がっていくので、準備不足から低体温症になる事もあり得ます。
しかし、徒然規制をかける事によって、登山している方が準備不足なのか?監視しやすくなるので、4000人に登山規制をかけた可能性が高いですね。
富士山の登山規制となる4000名には根拠があった
富士山で登山規制をかけるにしても、なぜ4000名なのか?それにはある根拠がありました。
2018年に、登山者数と実際の登山道の状況をGPSロガーを使って調査した事があり、富士山吉田ルートでは、登山者が4,000人を越えると山頂付近で人が密集している事が分かったのです。
参照元:YAMAP MAGAZINE
これは、かなり危険な状況という事から、登山規制をかけるとしたら、4000名という事になったようです。
富士山を4000人に登山規制した理由のまとめ
富士山を4000人に登山規制する事になりましたが、やはり人が多く密集していったら、将棋倒しになる事も考えられるので、仕方のない措置でしょう。
弾丸登山している方も多くいて、ゴミを富士山に捨てているマナー違反も問題視されているので、登山規制をかけて監視しやすくしたほうが良いと言えます。
富士山は、世界遺産にもなりましたが、あまりにもゴミが増えすぎたら、景観が悪くなり、その評価を下げる事にもなりかねません。
登山規制をキッカケにして、富士山のゴミ問題が改善されたら良いですね。