引用元:YAHOO!JAPANニュース
渡辺久信氏が西武ライオンズのGMになっても、残念ながら、FA流出や海外の流出は止まりません。監督時代の時jには、協力なスラッガーを育てた名監督だったのに、なぜ名GMになれないのか?多くの西武ライオンズファンは困惑しているでしょう。
そこで、名監督だった渡辺久信氏であっても、FA流出や海外流出を止められない理由について紹介するので、参考にしてみて下さい。
渡辺久信は選手の考えを尊重しすぎてFA流出や海外流出が続く!
渡辺久信氏が、今でも西武ライオンズファンに愛されているのは、選手として西武ライオンズの優勝に貢献しただけではなく、あの強力なスラッガー・中村剛也選手を育ててくれたからでしょう。
中村剛也選手は、2023年時点でこそ、6度も本塁打王になって、通算471本ものホームランを記録しました。471本という記録は、日本のプロ野球では12位であり、現役選手としては最高の記録になります。
それでも、昔は苦労していて、良い結果を少し出せなかったら、ファンからヤジを飛ばされてしまい、落ち込んでしまう時もありました。
しかし、その当時、監督だった渡辺久信氏は「サンペイ(中村剛也選手の愛称)、気にするな」と咎めもせず、選手が伸び伸びとプレイできるようにしたのです。もしも、あの当時、違う監督だったら、中村剛也選手はここまでの選手になれなかったかもしれません。
渡辺久信GMは、このように選手の意見や個性を尊重するので、FAや海外で流出しようとする選手に対して、残ってもらうように説得はしますが、最終的に選手の考えを優先します。
その優しさが、GMでは仇となって、選手の流出を止められない可能性が高いですね。
渡辺久信でもFA流出や海外流出を止められない理由は地の利
2023年のシーズンも終わり、西武ライオンズファンの多くが「今年も、選手が出ていくのだろう」と覚悟を決める嫌な時期が来ました。私も30年以上の西武ライオンズファンなので、気持ちは同じです。
山川穂高選手がFA流出しそうな報道がされているので、この報道については多くの西武ライオンズファンも覚悟していた事でしょう。
ところが、2023年12月1日、多くの西武ライオンズファンが耳を疑うような情報が入ってきました。それは、呉念庭選手が、自分が生まれ育った台湾に戻ってプレイしたいと言って、西武ライオンズを退団する事が発表されてしまったのです。
西武ライオンズは、かつては山賊打線と言われるほど、驚異を振るうほどの攻撃力がありましたが、今では投手中心のチームとなり、かつての攻撃力はありません。そんな中、呉念庭選手の海外流出は、西武ライオンズにとって大きな痛手と言えます。
このように西武ライオンズの選手が次々と流出してしまったのは、埼玉県所沢市という所にホームがあるので、大都市や地元のほうが良いと思っている選手の流出は止められないのでしょう。
他球団ほどの地の利がないので、この辺りは渡辺久信氏であっても、FA流出や海外流出を止められないのは仕方ないですね。
渡辺久信でもFA流出や海外流出を止められない理由はお金
西武ライオンズは、かつて日本一になるほど強い球団でしたが、FA流出や海外流出が多すぎて、かなり弱体化してきました。
その流出選手については、以下の通りですが、凄いビッグネームの方たちであり、西武ライオンズファンにとっては、目をおおいたくなるほどでしょう。
- 石毛宏典→ダイエー
- 工藤公康→ダイエー
- 清原和博→巨人
- 松井稼頭央→メジャー
- 豊田清→巨人
- 和田一浩→中日
- 細川亨→ソフトバンク
- 帆足和幸→ソフトバンク
- 許銘傑→オリックス
- 涌井秀章→ロッテ
- 片岡治大→巨人
- 中島裕之→メジャー
- 菊池雄星→メジャー
- 脇谷亮太→巨人
- 岸孝之→楽天
- 野上亮磨→巨人
- 浅村栄斗→楽天
- 炭谷銀仁朗→巨人
- 秋山翔吾→メジャー
- 呉念庭→台湾
- 山川穂高→ソフトバンク?
これほど、多くの選手が流出する理由の一つとして、お金の問題があります。例えば、菊池雄星選手は、西武ライオンズの最高年棒は2億4000万円でした。
しかし、メジャーで3年契約した時には、41億4000万円ににもなりました。これは平均年棒が13億8000万円にもなるので、これほどの差があれば、渡辺久信氏の手腕をもっても海外流出は止められないでしょう。
渡辺久信氏でもFA流出や海外流出を止められない理由のまとめ
渡辺久信氏は名選手・名監督な方ですが、残念ながらGMになったら、今まで通り、FA流出や海外流出を止められません。
西武ドームのある所沢市は、ある程度まで市街地があり緑もあって素敵な所ですが、やはり東京や福岡などの大都市で生活したい選手は多いのでしょう。しかも、西武ドームは完全なドームではないので、夏は暑く冬は寒い所です。
シーズンが始まったばかりの時は寒さに耐えて、応援をするファンが大変な思いをしているほどです。
(2023年時点では、ネーミングライツ(命名権)によって、西武ドームはベルーナドームという名前で呼ばれています)
楽天に石井一久氏が関わるようになり、だいぶ西武ライオンズの選手を引き抜かれた事もありましたが、理由はそれだけではないでしょう。
今後もFA流出や海外流出を止められなければ、以前のような万年Bクラスに定着するかもしれないので、西武ライオンズ球団には抜本的な改革が求められそうです。