映画『スオミの話をしよう』では、草野圭吾(西島秀俊)が、なぜか自分のダメな所が分からなくて、離婚するハメになってしまいました。
そこで、なぜ、草野圭吾(西島秀俊)は自分のダメな所が分からなかったのか?その理由について詳しく紹介しましょう。
映画『スオミの話をしよう』のキャスト
日本のサスペンス映画『スオミの話をしよう』は、2024年9月13日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:三谷幸喜
- 脚本:三谷幸喜
- 製作:玉井宏昌&石塚紘太
登場人物&俳優
- スオミ-時枝(長澤まさみ)夫によって評価が変わる女性
- 魚山大吉(遠藤憲一)スオミの1人目の夫
- 十勝左衛門(松坂桃李)スオミの2人目の夫
- 宇賀神守(小林隆)スオミの3人目の夫
- 草野圭吾(西島秀俊)スオミの4人目
- 寒川しずお(坂東彌十郎)スオミの5人目の夫
- 乙骨直虎(戸塚純貴)編集社の社員
- 小磯杜夫(瀬戸康史)新米刑事
- 薊(宮澤エマ)スオミと親しい女性
映画『スオミの話をしよう』のストーリー
草野圭吾は、スオミと離婚してしまい、現在の夫は、大作家の寒川しずおでしたが、そのスオミが行方不明になったと知ります。
あわてて、寒川しずおの家へ行きますが「誘拐じゃねぇよ、すぐに帰ってくる」と言われてしまいますが、脅迫状らしきものが家に届けられていました。
「これはどういう事なんですか?」「……それは」「正直に、私たちに話して下さい」
後輩刑事の小磯杜夫と一緒になって、寒川しずおから事情を聞き出そうとしますが、そこに次々とスオミの夫だった男たちが集まってきます。
奇妙な事に、夫によって、スオミの性格や言動が全く違っている事が判明して、草野圭吾は『スオミの事は俺がよく分かっていたはずなのに』と困惑してしまいます。
やがて、草野圭吾はスオミと会う事ができますが、スオミは男の好みに合わせて、性格を変えていた事が判明しました。
草野圭吾は、スオミの要望に全く応えようとせず、自分の意見ばかり押し通してきたのに「僕のどこがダメだったんだ?」と聞いてしまいます。
その様子を見て、スオミはため息をつきたくなるような表情を浮かべてしまいますが、なぜスオミは行方をくらましたのでしょうか?
草野圭吾(西島秀俊)が自分のダメな所が分からなかった理由
草野圭吾(西島秀俊)は、スオミの要望を応えようともせず、自分の意見ばかり通していたのに、なぜか、自分のダメな所が分かりませんでした。
その理由は簡単な事であり、このようなタイプの人間は、自分の意見のほうが正しいと思い込んでいるので、相手の要望に応えなくても、それが悪いとは思っていないからです。
例えばの話ですが、あなたの奥さんまたは恋人が「たまには、おしゃれなお店で外食をしたい」と言ったとしましょう。
これからの事を考えたら、節約したほうが良いと考えて「今はお金を貯めたほうがいいから」と断ったとします。
相手は、あなたの事を考えて「それもそうね」と答えたら、あなたは自分のダメな所に気づくでしょうか?
恐らく、勘のいい人や、過去をすごく後悔する人であれば気づくかもしれませんが、大抵の人は気づきづらいです。
なぜなら、自分はこれが正しいと思ってやった事であり、相手もあまり強く反論してこなかったからです。
しかし、日本人女性の多くは、相手の事を考えて、スオミのように合わせてくれて、その我慢がたまりにたまって、もういいやとなっときに破局してしまいます。
映画『スオミの話をしよう』のまとめ
引用:https://suomi-movie.jp/
映画『スオミの話をしよう』では、長澤まさみさんが、全く違う性格の女性を見事に演じていて、三谷劇場というよりは長澤劇場という感じでした。
もちろん、三谷劇場と言える所もあるので、三谷幸喜監督のファンであれば、満足できる所はいくつもあります。
ただし、あまりド派手な演出をしている映画でもないので、人と人の駆け引きが好きな方でなければ、少し物足りないと感じる可能性はあります。