引用元:YAHOO!JAPANニュース
2024年のアジアカップで、日本は楽勝モードかと思われましたが、イラク戦で痛恨の負けを喫してしまいました。この敗戦で、ネットではゴールキーパーの鈴木彩艶選手に批判が集中する事態に陥ってしまったのです。
そこで、本当に日本が敗戦したのは、鈴木彩艶選手だけに責任があるのか?図を使って解説していくので、参考にしてみて下さい。
鈴木彩艶がイラク戦で1点目を失点した経緯(選手の位置)
![](https://akira1122.com/wp-content/uploads/2024/01/1失点1.jpg)
一番上にいる白色のイラクの選手がゴールネットにそうように、ロングパスを出します。黄緑色の丸が、ゴールキーパーの鈴木彩艶選手です(青丸が日本の選手・白丸がイラクの選手)。
ここで一番、安全な処理が、ボールをキャッチする事です。次に安全なのがパンチングでゴールさせない方法になります。そして、少し危険なのがボールをスルーして、他の日本人選手と一緒に守る方法です。
鈴木彩艶選手は、パンチングを選びました。これが失点につながる訳ですが、なぜキャッチできなかったのでしょうか?それは、周りの選手を意識しているので、体がボールに向かって真正面ではありませんでした。
真正面からくるボールはキャッチしやすいのですが、真横からくるボールをキャッチするのは至難のわざです。
それでは、ボールをスルーする方法をなぜ取らなかったのか?図を見れば分かる通りで、ゴールネットのすぐ近くにイラクの選手がいたからです。日本もしっかりとマークはしていましたが、もしも、ボールをスルーしたら、下にいるイラクの選手がシュートを決める恐れがありました。
そのため、鈴木彩艶選手はパンチングを選んだのでしょう。
鈴木彩艶がイラク戦で1点目を失点した経緯(パンチングの方向)
![](https://akira1122.com/wp-content/uploads/2024/01/1失点目2.jpg)
鈴木彩艶選手は、上から下のほうへ蹴られたボールをパンチングではじきましたが、運悪く、そのボールがライン外のイラク人選手の真っ正面へ行きました。
これが、鈴木彩艶選手のパンチング批判につながった訳ですね。
イラク人選手は、冷静に頭で合わせて、ヘディングシュートを決めてしまい、日本は序盤に失点して、点を追う苦しい展開になってしまいます。
鈴木彩艶がイラク戦で2点目を失点した経緯(ロングパス)
![](https://akira1122.com/wp-content/uploads/2024/01/2失点目1.jpg)
2失点した時、図で見ると、上にいる選手がロングパスを出してきた所までは同じです。この時に、鈴木彩艶選手は、前に出ないで、パンチングをしようとしませんでした。
恐らく、1失点目の教訓から、そうしたのかもしれませんね。
鈴木彩艶がイラク戦で2点目を失点した経緯(ディフェンダーの責任?)
![](https://akira1122.com/wp-content/uploads/2024/01/2失点目2.jpg)
一番下にいるイラク人選手が、再び頭で合わせて、日本のゴールネットを揺らして、2失点を喫しました。ここで見れば、分かるかと思いますが、2失点目はゴールキーパーの鈴木彩艶選手の責任とは言い切れません。
なぜなら、日本のディフェンダーがイラク人選手をゴール近くまでの侵入を許して、ゴールを決められたからです。
ゴールキーパーの鈴木彩艶選手が批判されすぎて、サッカー元北朝鮮代表でJ1・川崎などで活躍した鄭大世氏が「日本の宝を潰すなや」と憤慨してしまいました。
鄭大世氏が激怒したのも当然であり、イラク戦を見る限り、鈴木彩艶選手の責任とは言い切れないからですね。