賃貸アパートから退去しようとした時に、トラブルになるのが修繕費です。大家または管理会社から、不当なほど高いお金を請求される時があります。
向こうの言い分を100％信用して、修繕費を支払ってしまった方もいるかもしれませんが、そのトラブルを防ぐ方法があるので詳しく紹介しましょう。
賃貸退去時の修繕費のトラブルを防ぐにはガイドラインを確認する事
実は、国土交通省が、賃貸退去時の修繕費トラブルが起きないように『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』を作成しています。
参照元：国土交通省住宅局
ガイドラインによれば、借りていた住宅が、どのぐらい損傷しているのか？それを記録しておく事が重要と書かれています。
そのため、無用な言いがかりをつけられないために、入居時に、大家さん・または管理会社の人の立会いのもと、部屋のいたる所を写真撮影しておきましょう。
退去時に「ここは、以前まで、損傷していなかった」と言われたら、入居時に写真撮影したものを見せたほうが良いです。
賃貸退去時の修繕費のトラブルを防ぐには『経年劣化』を主張
長年に渡って、賃貸アパートまたは賃貸マンションに住んでいたら、壁や床が色褪せてしまったので『これは向こうの言う通り、払わないといけないのか？』と思うでしょう。
しかし、長年にわたって住んでから退去する場合には、このような経年劣化は大家さんの負担になる事が決められています。
参照元：ホームズ
そのため、事前に経年劣化の知識を覚えておけば、賃貸退去時の修繕費でトラブルを防げる可能性が高まります。
賃貸退去時の修繕費のトラブルが起こりやすいのは結露とカビ
賃貸退去時の修繕費トラブルが起きやすいものとして『結露』と『カビ』の問題があります。
参照元：AOAO
これらは、残念ながら借主負担になる事が多いので、住んでいる時に、結露対策を講じて、カビが発生しないように気をつけましょう。
賃貸物件の構造が問題で、カビが発生した場合は大家負担になる事がありますが、カビ対策を講じていなくて発生した場合には借主が負担になる場合が多いです。
賃貸退去時の修繕費トラブルを防ぐ方法のまとめ
賃貸退去時の修繕費でトラブルは起きやすいのですが、住んでいる時に何も問題が起きていなければ、あまり高額なお金を請求されづらいです。
しかし、住んでいる時から、隣人とトラブルを起こしたり、騒音トラブルを起こしたりした上で、退去しようとしたら、大家さんも人間なので、修繕費を請求される可能性が高まります。
そのため、住んでいる時に、あまり問題を起こさないように気をつけながら、カビ対策を講じて、経年劣化の事もよく覚えておきましょう。