『光る君へ』で話題になった趙高が李斯を簡単に騙せた理由

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大河ドラマ『光る君へ』では、超高が話題になりましたが、この人物は、それほど優れた人物ではなかったのに、秦帝国の立役者・李斯を簡単に騙して、独裁者となっていきます。

なぜ、超高は、簡単に李斯を騙せたのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。

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『光る君へ』で話題になった趙高は家督争いを巧みに利用

秦帝国が強くなれたのは、以前から改革をしていき、富国強兵に励んで来たのは大きかったのですが、始皇帝が李斯を重用したのが大きかったのです。

それほど、丞相の李斯は優秀な人物でしたが、超高の口車に乗せられて、始皇帝亡き後に、後継者だった扶蘇を亡き者にしてしまいました。

李斯が、このような暴挙に手を貸したのは、扶蘇が二代皇帝になってしまったら、自分の政策を押し通す事ができないと考えたからでした。扶蘇の側近・蒙恬が力をつければ、李斯が遠ざけられる可能性が高かったのは事実です。

超高は、李斯のそのような気持ちをうまく利用する事によって、自分よりも力のある扶蘇や蒙恬を始末する事ができたのです。

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『光る君へ』で話題になった馬鹿は超高が大きく関係

超高は、二代皇帝に仕えながらも、権力を独占するために、ある日、鹿を連れてきました。皇帝や群臣たちは『何が始まるのだ?』と思っている時に、超高は「これは馬です」と言ってしまいます。

皇帝は『どういう余興だ?』と戸惑ってしまいますが、この時、群臣たちの意見は意外にも「これは鹿だ」と言わず「これは私も馬だと思います」と言ってしまいました。

もしも、超高と同じ意見を言わなければ、あとで何をされるのか分からないと思ったからです。超高は、そのあと「これは馬だ」と言った者たちを処刑してしまったのです。

これにより、ますます超高は、独裁を強めていく事に成功します。

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『光る君へ』の超高は権力を活用して李斯を騙せた?

超高は、李斯を始末しなければ、自分が独裁者になれないと考えて「丞相(李斯)、陛下にお会いしたいのであれば、陛下が暇な時がきたら教えますので、その時に謁見されるのがよろしいでしょう」と提案します。

これに李斯は感謝をしますが、これは大きな罠であり、超高は皇帝が忙しい時に限って李斯を呼び寄せて、皇帝が暇な時は何も教えようとしませんでした。

皇帝は、そうだとも知らず「丞相は何を考えているのだ!わしが忙しい時に限って、会おうとしおって」と頭に血がのぼってしまい、超高が「これは、丞相が陛下を甘く見ている証拠です」と讒言(ざんげん)をしてしまいました。

このように、権力を上手く使っていき、二代皇帝と李斯の間に、亀裂を生じさせて、やがて李斯を処刑する事ができたのです。

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『光る君へ』で話題になった超高のまとめ

大河ドラマ『光る君へ』で、超高が話題になりましたが、何百年も経ったあとに、隣国の日本にまで悪名がとどろくとは、なかなかの極悪人ですね。

馬鹿の語源を作った奸臣(よこしまな家来)だったのに、優れた李斯が簡単に騙されていったのは、少し悲しい感じがしますね。

もしも、李斯が超高の口車に乗せられなければ、秦帝国は、もっと長く続いていた事でしょう。

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